大阪南端の楽園・みさき公園へ(3)

みさき公園のレトロアーケードゲーム探索、
ここまで「ワイルドパイロット」や「ギャラクティックストーム」をはじめ
今や動いていること自体が奇跡なマシンたちと再訪できたわけですが、
まだ終わりではありません。
最後は観覧車近くのゲームコーナーを覗いていきます。


こちらも外観から、ドラえもんやアラレちゃんのライド型マシンがお出迎えしてくれ
期待を煽りまくってくれますね。
では早速、中へ行ってみましょう。











最初に見たカーニバルコーナーほど広くはありませんが、
中に置いてあるのは体感ゲームエレメカ、ライド型マシンに
カーニバルゲームまでと、非常にバラエティ豊か。
まず最初は、大型ゲーム機からチェックです。







サイバースレッド」は、恵那峡ワンダーランドに続き2度目の発見。
ただ、ここに置かれているものは画面設定がおかしいようで
この時はマトモにプレイできなかったのが残念です…。



その隣にあったのは、セガの「ビハインドエネミーラインズ」。
ガンブレードNY」なんかと同じく、マシンガン備え付けの爽快ガンシューティング
実際、スピード感たっぷりなゲーム展開と爆風上がりまくりの演出は
なかなかに気持ちいいのですけど、ほとんど稼働しているところを見なかったですね…。
一応、97年リリースなので新しめの作品ではあるのですが。




ガンシューティングといえば、忘れてはならない名作もここに稼働していました。
タイトーの「スペースガン」です。
「エイリアン」風のホラーアクション映画テイストと、
フットペダルを踏めば画面スクロールが戻せる、思い切ったシステムが特徴でしたね。
本作はPS2タイトーメモリーズ2 上巻』に収録されていますが、
やはりフットペダル付きの筺体で遊んでこそ、楽しさが伝わる作品でしょう。
とはいえ、意外と現役では残っていないマシンでもあります。






こちらはセガの「スタジアムクロス」。
オフロードのバイクレースが題材という、珍しいタイトルです。
「ラッドモビール」などと並んで、ドット絵ですべてが描かれた体感ゲーム
最末期にリリースされた作品であるため、そのグラフィックは芸術的ですらありますね。





変わり種のレースものが、さらにここにはもう1つ。
スノーボードを題材にした「アルペンサーファー」も稼働中です。
結構、何も考えずに滑っているだけでも楽しいタイトルでしたねぇ、これは。
こういう「理屈抜きで楽しい」というプレイ感覚こそ、体感ゲームの醍醐味だと思います。





先に行ったキッズコーナーにも置かれていたのですが、
何故かここにも「スズカ8アワーズ2」があります。
それだけ定番タイトルだったということですね。














続いてエレメカも見ていきましょう。
まずは「かばくんのランチタイム」。
ゾウの鼻でビーズをすくい、かばくんの口に入れて行くのが目的という
メルヘンチックな設定が子供心をくすぐるタイトルです。
これは同じ大阪では、レトロな屋上遊園があることで有名な梅田の阪神百貨店にもありますね。





「ハッピータイム」。ルーレット形式のメダルゲームです。
こまや作品全般に言えることですが、
上手いんだか下手なんだかよく分からないが、味のあるイラストが印象的でした。





もう名前そのまんまな内容の「坊主めくり」。
姫を引き続ければ景品ゲットなわけですが、完全ランダムなのでそう簡単にはいきません。
また坊主が憎たらしい顔してるんですよ、これが。
ミスするとかなり悔しいタイトルでした。




さらに隣にあったのは「おさるのもんきちのヤシの実キャッチでござる」。
すげぇ久しぶりに見ました…おさるのもんきち。
同時期に人気だった、けろけろけろっぴや、みんなのたぁ坊なども今では全然見なくなりましたね。
全然関係ないですが、サンリオの月刊誌「いちご新聞」って今でも残ってるんですな。















その他にも、こういう子供向けのスマートボール風ゲームが並んでいたりと、
幅広い年齢層に対応したラインナップは、遊園地のゲームコーナーならでは。
実際、探索に行った時期は夏だったため
園内のプールやイルカショーには、結構な客が来てた様子でした。




その分、ゲームコーナーはゆったり遊べる状態。
時間の止まった空間で、心行くまで懐かしいゲームを遊ぶ…これはなかなか貴重な時間でしたね。


しかも置いてあるゲームは、他では見ないレアなタイトルも多数。
関西近郊なら、この奇跡的なロケーションを味わっておかない手はないです。