岐阜・愛知レトロアーケード探索記(5) 岐阜県某所・前編

タレコミを頼りにやってきた、とある岐阜県内の温泉旅館。
結論から言えば、事前情報通り。
すでにゲームコーナーは、閉鎖済みでした。
従業員さんに話を聞くと「ほとんどのマシンが壊れてしまったから」とのこと。残念です…。


ただし筺体などはそのまま残されています。
従業員さんに無理を言ってお願いしてみたところ、
ご厚意により中を見せていただけました!


   ※今回は、本来営業していないゲームコーナーであるため
    一応、詳細な場所や旅館名については伏せさせていただきます。
    何となく場所が分かった人も、なにとぞ心の奥底に秘めておく方向でひとつ。










そこは、既に閉鎖されたとはいえ
今も80年代のゲームコーナーの空気が色濃く残る、素晴らしい空間でした。


置かれているマシンもまた、時代を感じさせる80年代中心のラインナップ。
まずはテーブル筺体を中心に見て行きましょう。







「ソンソン」の純正パネル付き筺体。
こうしてパネルまで当時のままで残されているものを
まさか21世紀に見られるとは…。
2人同時プレイが売りだった作品だけに、パネルにまでも力が入っていたのですね。







他にカプコンものだと「1942」なんかも。
使い込まれたパネルが、年季を感じさせます。








こちらはセガの「ギガス」。
ブロック崩しのリメイク作品ですね。
ちょっと分かりづらいですが、パドルコントローラにセガのロゴが入ってます。






ジャンボ尾崎スーパーマスターズ」。
操作系統がかなり特殊な作品で、ショットは棒をつまみ、はじいて強さを決めます。
これを見て野球ゲームですが、同じセガの「メジャーリーグ」や「クラッチヒッター」を
思い出すようであれば、もはや立派なレトロゲームマニア。








テクモの「ピンボールアクション」。こちらもパネルは純正。
ピンボールビデオゲーム化とはいえ、ボタン2つのみというデバイスが潔いです。








これは…? テーブル筺体ですが、インストはPCエンジンの「パワーリーグ」ですね。
どうやら時間制で家庭用ゲームが遊べるマシンだったようです。
ファミコンのものは当時よく見ましたが、PCエンジン版もあったんですねぇ。








旅館のゲームコーナーの定番、麻雀も当然あります。
これは「スーパーリアル麻雀」の「PI」と「PIII」のインストが入った筺体。
「PI」は脱衣要素が無く、後に「PII」にほとんど入れ替えられたので
インストだけでも結構貴重かも。








これは初めて見ました…。「天神牌」という麻雀ゲーム。
95年にダイナックスが「麻雀天神牌」という作品をリリースしていますが、それとは別物のようですね。
ちなみに横にはダイナックスの「Don-Den麻雀」も置いてありました。







麻雀と来れば、ポーカーゲームもあり。
「GOLDEN9」というタイトルだそうです。
旅館でチマチマと遊ぶのは、なんか異様に似合いますよね。







この通り、テーブル筺体群だけでもレアタイトル目白押しなのですが
よくよく見ると、他にもとんでもないゲームが眠っていました。
それについては、写真点数が多くなりすぎるので以下次回です。